姿見のなかに居る今井義行銭湯「久乃湯」へ出掛け 姿見のなかに居るのは だれだなかに居るのは わたしそこには 疲れたわたしが在った目を凝らして見る そこにわたしの肉体が晒されているのだ数年間病気や怪我で床に伏したり起きたりした結果がこれだ脂肪にすっかり覆われた わたし目をそらしては 駄目だこれが いまのわたしなのだから書くのがつらいことを書いているバイトを転々としながら 肉体がついていかれずに ──・・・・わたしは人間としてもう駄目か?社会の輪の中に 入れてはいない姿見・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なかに居るのは だれだなかに居るのは わたししごとについて かんがえてみる年が明けたら再びバイトをさがすわたしは詩人だ わたしは詩人だわたしのしごとは「詩人」なのだ負けるわけにはいかない 肉体のおとろえに 再びバイトをさがすそこで「あなたは要らないよ」と解雇されたら わたしもいうのだ「あなたも要らないよ」 よくもそんなこと やってられんなあ!何故ひとつの疑問も持たないんだ小銭かせぎに疑問を持たないんだ。